【下町FP】貯蓄と投資、どっちが有効か
あなたのマネーストレスフリーを応援する下町FPの横谷です。
いくつかの記事で貯蓄の重要性について触れてきました。
その話はいいけど、資産形成には投資をしないと駄目なんじゃないの?
と声が聞こえてきそうです。
↑投資の話はまったくといって展開せず資金管理のみを紹介しました。
支出を抑える、毎月貯蓄をする、生活費口座と貯蓄口座を分離する。
とても地味な話です。
でも、大きな貯蓄資産を形成するのには、一発では出来ないのが当たり前です。
丁か半か、上がるか下がるか確率50%に勝ち続けられるなら、地味な貯蓄形成手法なんていりません。
それは投資でなく、投機です。
世の中利回り10%なんて商品は出回っていません。
ありません、あなたに向いた商品はないと言ったほうがいいでしょう。
・・とは言いましたが、あるにはあります。
例えば太陽光発電やバイオ発電、海外投資でしょう。
しかし、一般のシロウトが初めてやることはお勧めできません。
相応のリスク商品です。
忘れないでください、
利回りの高さはリスクの高さでもあるんです。
貯蓄形成の方程式 まず、おさらいから
資産を形成するには基本方程式は3つ
入るお金=収入を上げる 支出管理をして貯蓄を計画化する
投資をして資産を増やす ・・が考えられます。
式で表すと
収入+副収入=収入増
収入-計画貯蓄=生活費用
投資資金×運用利回り=資産増加
的なイメージでしょうか?
副収入には投資収入は考えず就労収入を基本に考えます。
今回のテーマは貯蓄と投資どちかが有効かでしたね。
まずは貯蓄です。
貯蓄をFPが計算するにはある係数を多用します。
その係数は年金終価係数といいます。
年金終価係数を使い資産形成を読み解く
ねんきんしゅうかけいすう・・・早口言葉では、言いにくいですね。
年金終価係数
毎年一定額を複利運用しながら積み立てをした場合、一定期間後の元利合計を計算するための係数です。
■前提条件
例えばこれから30年貯蓄をしてゆきます。
毎月3万円、年36万円を完全に無利息でセカンドバンクに貯金します。
これを年金終価係数で計算する以下のようになります。
クリックで拡大します↓
むずかしく書きましたが、
36万円×30年の年金終価係数30.00=1,080万円です。
賞与を年2回40万円積み立てるとしましょう。
この係数を使います。
40万円×30.00=1,200万円です。
この方程式だけで
2,280万円の貯蓄形成が可能になります。
これで厚生年金+退職金があれば投資をしなくても、老後資金は確保できそうです。
時間と地味な貯蓄を継続すると大きな資産が自動的に貯まります。
これが投資だとどうでしょうか?
例えば、この同じ貯蓄方法で利回り3%で運用出来たらどうでしょう?
クリックで拡大します↓
結果はどうなるでしょうか?
36万円×30年の年金終価係数47.575=1,712万円です。
同じように賞与を年2回40万円積み立てるとしましょう。
この係数を使います。
40万円×47.575=1,903万円です。
3%の利廻りを通過するだけで、方程式から
3,615万円の貯蓄形成が可能になります。
貯蓄と投資の差はどうでしょうか?
投資3,615万円-2,280万円=1,335万円の差
この差が投資による増加分です。
福利効果を考える部分として5年目を見て下さい。
積立では、180万円です。
福利では191万とたった11万程度の差が、30年で1300万円の差になるのです。
ちょっとした行動と継続が差となるんですね。
実は3%の投資、金利の継続ってとても大変です。
もちろんすべての投資が3%で廻ることはありません。
あるいはマイナスの年もあります。また、+10%の年もあるでしょう。
結論 優劣はないが順番がある
時間を味方にして利回りの効かした投資をするのは、資産形成には強い味方です。
ただし、3%と言えどもリスクを取る行動です。
貯蓄だけで資産形成が出来れば、最低限の投資だけでもいいかもしれません。
でも100万円を3%で運用したいくらでしょう?
3万円ですよね。
1000万円を3%で廻して30万円、なんとなく増えた感じですよね。
つまり、投資をするためには
ある程度大きな資金が必要になり、そのためには貯蓄は不可欠なんです。
いきなり1千万円にはなりません。
その貯蓄期間の間に投資の勉強や少し手を出してみましょう。
10万円で40%失っても、損失は4万円です。
1千万円投資して40%失えば400万円です。なかなか立ち直れませんよね。
これが、貯蓄と投資の関係です。
つまり優劣はないけど取り組む順番があるという事です。
この順番の前提が貯蓄体質を作ることなんです。
何だか、ごまかされたような。いえ本当の事ですよ。
最後に貯蓄と投資収入の話です。
投資で3%で廻して30万円稼ぐには元本1千万円が必要です。
でも月2.5万円の節約なり、支出減なら簡単にできそうです。
通信費や保険を見直す。
その気になれば通信費は千円台でも回せますし、保険は月1万円で抑えても大丈夫です。
保険はシンプルでも保障は確保できます。キリがないんですよね。
☞ポイント
ゼロベースで見直せば一定の貯蓄高は確保できます。
目標設定をする。年金終価係数にて貯蓄プランを作ってみよう。
参考計算サイトです 年金終価係数計算
貯蓄を進めてから投資を開始、勉強は進めていこう
今日使った係数は資産計算をする6つの係数の一つです。
FPはライフプラン設計時にはよく使います。
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それなのにお金に対する不安はなくなりません。
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雑誌、インターネットで手に入れられる「一般論」は、必ずしも あなたの家計にふさわしい情報ではないかもしれません。
家計の管理、お金を貯める、お金を使う。
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