【下町FP】FPで独立できない事情と顧客本位
マネーストレスフリーを支援する下町FPです。
ファイナンシャルプランナーは人気の資格です。
FP技能士1級・2級・3級が重複しますが、認定者数合計は日本FP協会の2019.09のデータでは70.6万人が取得しています。
特に今、大学生にも金融機関等の就職面で国家資格が有利との考えもあり受験者が増えています。
企業によっては昇進・昇格要件になっている会社もあります。
国家資格となると一度取得してしまえば生涯資格ですよね。
でも年金でも相続でも不動産でも法や制度改正があり、知識のアップデートをしないと、すぐに変わってしまいます。
そこで日本FP協会では一定期間の単位取得の継続にて別途認定するFP認定(CFP/AFP)を行っています。
CFP・AFPは協会実績値では、全国に約18万人いるそうです。
ファイナンシャルプランナーに相談するならCFPかAFPと言われるのはその為です。
そんなFPがなかなか飯が食えないと言われています。
なぜでしょうか?
FPには独占的な業務がない何でも屋さん
FPには行政書士・司法書士・税理士・弁護士・不動産鑑定士・土地建物取引士・社会労務士などの独占的な業務がありません。
士業と言っていますが、何かあれば専門職に頼らざるを得ない部分があります。
FPはライフプランニングとリタイアプラン・年金社会保険・タックスプランニング・金融資産運用・不動産・相続と贈与等6つの分野を勉強します。
お金に関わる一般常識レベルでは相当深い部分まで学習します。人生ではとても役に立ちます。
でも独占的なFPだけしかできない業務はないんです。
FPビジネスの主軸は保険・金融商品販売
この資格を職業として活用するには金融機関(銀行・保険会社)が有望です。
更にここに証券外務員2種・1種や保険募集代理人等の資格が付くと金融商品の販売業務が行えます。
これでは士業でなく販売(士)業ですね。
金融機関では「無料のセミナーやその後の個別相談」が盛んに行われています。
資産形成・生命保険・女性向けセミナー・相続などの無料相談をしながら金融商品を売るビジネスモデルです。
僕はこのモデルを『不安あおり商法』と呼んでいます。
このセミナーや相談の後には、個別相談により主催者が売りたい商品を勧めるのが常です。
これらのイベントは
顧客本位のサービスでなく、金融機関の形を変えたセールスです。
ちょっとせっかくの社会貢献できる資格が、利益優先なのは残念な事です。
これは資格取得を裏付けとした販売で保険・不動産・投資・金融によくみられる形態です。
顧客本位のFPも中にはいるが・・
一方金融機関から独立して業務を開始するFPもいます。彼らは独立系FPと言われています。
僕もホームページにあるように独立系のFPです。
しかし、FP事務所を始めて、
ビジネスとしてやっていくことはかなり大変です。
おそらく、目の前にない漠然として不安に3万円も5万円も出す方は、なかなか単発では見つけにくいと思います。
ですから、セミナー・販売での生計が中心となるのは致し方ない事かもしれません。
まだ、FPとしての実力不足や社会認知、僕も含めての努力が足りていないと判断するのが合理的な結論です。
結局は、相談料を頂きながら、保険や金融商品を販売していくのが、ビジネスモデルとなってしまいます。
保険の売り子、金融商品の売り子、に徹することになってしまいます。
そうしないと家族が養えないので、最もキャッシュポイントが見込めるビジネスになってしまいます。
或いは同業向けビジネスといって、FPに対して何万円もするノウハウやDVDツールを販売する。
人気のFP資格取得をサポートするセミナーや講師と中心としたビジネス。
FPがFPからお金を頂くビジネス、相談者以外からお金を頂くという発想です。
これは独立系FPのキャッシュポイントは企業系よりも実は相当厳しいからなんです。
結局、FP単独でお金を頂きにくく、保険や金融商品を勧める。
あるいはFPに絡んだスキルアップビジネスで生計を立てることになってしまいます。
マネドク=FPといったCMが頻繁に流れるのはご存じですか?
FPへの呼称認知としては嬉しいのですが、元々『保険のビュッフェ』がルーツであり、店頭または訪問での保険販売がベースであり、
FP本来のビジネスモデルとは違いますね。
ただ、あれだけのCMを打てる原資が獲得できる保険収益って恐ろしいとは思います。
世の中、どうしょうもない外貨終身保険に入ったり、手数料の高い金融商品を買っている人がFPに相談した結果起こっているニュースも見かけますよね。
とても残念です。
少しづつ変わってきたFPと顧客の関係
最近では、そのからくりに気がつき、金融機関の「ひも付き」ではない、
金融商品を売り込まない中立的なFPにおカネを支払って相談する人が、少しずつ増えています。
でもまだ、お金に関する相談に料金を支払うという発想を持たない人が多いという現実もあります。
コンサルを受けた方の多くが満足してリピートを希望しているデータがありますが、まだ少数派です。
また独立系FPの中にも少数派ですが、金融商品の紹介や何らかのコミッションを受け取らず、お客様の最善の利益のために、適切な相談業務(コンサルティング)を続けようとしている人もいます。
FPの提案スキルと経験値が差につながる
いづれにせよ提案スキルを磨くのが顧客本位のコンサルですよね。
FPとしての診断設計方法やシステムが同じレベルだとすると
差はどこに出るでしょうか?
FPのそれぞれ提案内容が違うはずです。
たとえば、生命保険一つとっても、資産が有る無い。家族構成や事情は皆違います。
不安を抱えている家族もいれば、自分で何とか出来るという方もいます。
また保険診断では、掛け捨てが向いている人もいれば、終身保険が合致して提案する人もいます。
保険よりも資産形成を強化する人やリスクを取れ取らない人と事情は皆違います。
どちらもある意味正しく、決定的な正解はないのです。
例えば、ライフプラン診断をしてレポートを作成します。
そこまでは金融商品や保険を売るつもりがなければ、ほぼ同じような診断となりますよね。
どのFPもデータ入力とレポート作成とちょっとした説明はします。
ここからは経験値と提案力の違いが出ます。AIにはできません。
顧客本位のFPを実現するには
残念ながら僕もFPコンサルのみで生計を立てているのではありません。
異色だとは思いますが、自分自身をコンサルして経済的な自立を成立させました。
それは自分自身のライフプラン設計をして10数年実践し、マネーストレスフリーを実現しました。
いろいろな保険や金融商品を実践して、失敗と成功を繰り返した結果、他からののキャッシュポイント(運用利益)があり、お金に縛られない顧客本位の相談業務が出来るようになりました。
相談者への提案の良し悪しは別として、FPからの提案は経験値からの差が出てきます。
僕は、実経験からの成功体験を軸とした提案をお伝えしています。
このライフプラン提案というのが、僕が提供するサービスとなります。
そして提案力を磨き、情報とスキルのアップデートを続けます。
僕自身が常に正しい金融・投資などの教育を受け続け、実務を行い、成功体験を相談者と共有する。
こういうFPがもっと増えるとよいのですが、先ほどの事情でなかなか増えませんね。
今回は顧客本位のFPコンサルティングというテーマでした。
誰にでも漠然とした将来不安があります。
それに目を向けないで過ごすのも方法ですが、
FPが作ったライフプランのレポートを人生羅針盤として投資してみるのも、とても有効な方法です。
FPライフプランレポートのサンプル (相談の進め方PDF) https://drive.google.com/file/d/1B17gOpdAjEiNX6oZwpr6Km0zrN5ZTaqb/view?usp=sharing
ファイナンシャルプランナーを味方につける。
顧問パートナーを見つけ、 人生を豊かにしてください。
お金の相談や不安がありましたら、下町FP横谷まで上記のお問い合わせ からご一報ください。
******************************************************************
下町FPは日本ブログ村にランキング参加しております。
プログ参考になりましたら下の【ファイナンシャルプランナー】をクリックください。
他のプランナーの記事も見れますし、ブログ作成の励みになります。
本日は、最後までお付き合いありがとうございました。
FP業務へのお問い合わせは下記フォームよりご相談・お問い合わせください。
自動返信メールが入ります。あらためてご連絡を取らせていただきます。
■無料相談・プラン申込の依頼
メール相談は無料
初回面談も実質無料プランあり、 お気軽にご連絡ください。
[contact-form-7 id="74" title="トータルサポートへの依頼・相談フォーム"]
■メルマガ発行特典 絶対お得です!!
メルマガ発行をしています。
ブログでは書けない資産形成や 貯蓄5000万円を目指すあなたの
マネーストレスフリーを支援します。
登録はここをクリック
登録者には無料の4つの特典を進呈中
・『40歳から間に合う資産形成 虎の巻pdf』
・FPも使う貯蓄寿命が見える『キャッシュフロー表xls』等随時進呈中
登録は https://mail.os7.biz/add/LEfW
この記事へのコメント