投資を始める前にやるべき事があった①【下町FP】
新年のスタート講座として前回、「FIRE」ファイアについて触れさせていただきました。FIREとは、「Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)」の頭文字で、「早期リタイア、お金のために働く縛りから自身を解放する」というライフプランや概念を指します。
今年こそ貯蓄倍増!! 資産形成して早期リタイアっと願う方も多いのでしょうか?
前回の講座はここから
この反響が大きく、通常の数倍以上のアクセスを頂き、早期リタイアや経済的自立に対しての関心の高さを感じた次第です。多くの方がお金に縛られない生活に対してや早期リタイアについて着目していただけたようです。
僕はこの上位認識として、「マネーストレスフリー」と名付けたものを提唱しており、将来のお金の心配がない経済的な自立を提案していますが、多くの方がその概念に対して関心を持っていることがこのアクセスで確認されました。
この資産運用は銀行預金と違い、リスクをとった事でリターンという預金より大きい利回りを期待するのですが、リスクとはプラスにもマイナスにも働くのがリスクです。では、すべての方が同じ行動パターンでリスクを取ればよいのでしょうか?
運用で例えれば、債券投資や株式投資もあります。また投資対象には、個別株式や投資信託・ETFなんて言うものもあります。資産運用のポピュラーなものとして不動産投資もあります。金投資や暗号通貨、為替FXもあります。資産運用って選択肢は状況に応じて、幅広く考えられるのです。
『でも、ちょっと待ってください!! 』
あなたが資産運用を始めたいと思う気持ちは、痛い程よくわかります。多くの方が資産形成をするには、投資が必要だとか、ネットや本で読んだおススメのファンドや株式をとか、金融商品はこれだとかには関心が大きいのはコンサルでもいつも感じています。
でも、資産運用がお金を増やすと考えるのは、単なるギャンブルだとお考え下さい。なぜならば、その前にやらなくてはならないことがあるのです。新年は、『資産形成、投資からスタートしよう!!』ではないのです。ついつい運用をしないとお金が貯まらないとお考えになりがちですが、最も大事なのは家計バランスの改善と維持です。
もちろん、新しい年には住宅購入からとか、新春運用セミナーの開催などの、顧客争奪戦は毎年見られますが、少し距離を置いて考えてましょう。運用とは手段です。その手段はいろいろあるのでが、その前に考えるべきことがあるのです。
最も大事なことは、資産運運用を考える前に、いかに自由となるお金を作れる体質なのかにかかっています。お金の対策とはシンプルで『お金を貯め、それを投資に回す』行為を実践すれば良いのですが、その前提準備がポイントになるのです。もちろんその運用に回せる資金をどういった方法で、何に投資するのかも大事ですが・・。
資産形成の前提で最も大事なことは、貯蓄力の向上です。もしかしたら貯蓄力が高い方は、運用というリスクを取る必要もないかもしれないのです。自分がどのゾーンにいるのかを判断した後、進め方を考えるという方法をお勧めします。収入と貯蓄力は比例しません。この辺は後ほど触れたいと思います。
あなたのお金の心配を解消してマネーストレスフリーを支援する下町FPの横谷です。FPは、運用マネージャーではありませんが、お金に対してアドバイスを出来るFP技能士としての国家資格を有しています。日本FP協会では、それに付随して分析コンサルが出来る認定者に対して、AFPやCFPという資格も付与しています。
まず資産形成には、資産運用が不可欠ではないという事を知ってください。資産運用は手段であり、その前にやるべき事がいくつもあるのです。ここをスルーして、投資を先行してはいけないと僕は思うのです。
投資より貯蓄体質づくりを優先すべき
資産形成の手段としては、様々な手段があることをお伝えしました。資産形成の問題解決の最大ファクターが運用であるという誤った考えについて触れたいと思います。逆に言えば、運用をすれば問題解決するという考えは拙速だとお考え下さい。
資産形成でよほどの天才や運の強い方は、投資額が10倍となる株式=テンバーガーや1年で数倍増化もする暗号資産=ビットコインも可能性は秘めていますが、再現性は低く、多くの方が市場から退場しています。
僕らFPは予想屋さんではありません。今年は水素銘柄だとか、コロナ関連や新興国投資が良いなどど軽々には言えません。また、占い師でもなく、過去の実績から再現性の高い資産形成をお伝えすることは出来ているつもりです。
例えば僕自身も数千万円単位の運用をしてマネーストレスフリーを実現しており、失敗からや成功する方程式をお示しすることは出来ます。理論ではなく、実践からの経験から言っているからです。
資産運用を開始する前にお金を着実に貯める体質、つまり貯蓄体質を作る必要があります。これはどんな投資より継続できれば最強の資産形成方法なのです。過去にも何回は触れていますが、これから投資をしてみたいと考える皆さんは、投資を始める前に必ず実践とチェックをしてほしいと思うのです。
その前にデータで40代の貯蓄状況をちょっとみてみましょう。
令和元年調査 家計の金融行動に関する世論調査より
ここでの金融資産とは、預貯金・保険解約金・投資商品残高・有価証券を含みます。また負債にあたる住宅などのローンは加味しないで見ていきたいと思います。
まずは単身世帯の平均値としては、全保有金融資産は1.139万円で預貯金は487万円でした。実態に近い中央値てしては419万円という結果でした。
次に2人以上世帯のご家族の状況です。
平均値としては、全保有金融資産は1.537万円で預貯金は657万円でした。実態に近い中央値てしては800万円という結果でした。
これをご覧の読者の皆さん、どうお感じになったでしょうか? もちろんどの年代別でもバラツキはありますし、所得の高い方と貯蓄高は比例しないという事実もあります。ただ、時間が掛かる貯蓄や資産形成に今、大きなか格差が出ていると僕は感じています。要はこの部分に気づき、いち早く対策を立てることが最も有効なのは間違えなさそうです。
筋肉質な貯蓄体質づくりへのヒント
資産形成の最も有効な方法は、運用や投資でなく貯蓄体質を作ることです。労働の対価として受け取ったお金から貯蓄にどのくらい廻せるかです。この体質ができると資産形成が加速します。これだけで1千万円位は確実に貯められます。運用はこの後なのです。
では、その貯蓄体質づくりに必要な行動を考えてみていきたいと思います。
①収入の最低30%を定額貯蓄に回しているか?
単身者なら30%、節約でなく給与を生活のためのお金の前に先取り貯蓄で目の前からなくすことです。例えば30万の給与振込がある独身の方でしたら、30%の9万円が目安です。共稼ぎでも合算の最低20%~となります。
大事なことは、成り行きに任せた貯蓄をしてはいけません。出来れば別のセカンドバンクに給与振り込み日に移動してしまいましょう。例えばSBI銀行には、『定額自動入金サービス』という仕組みがあります。指定した日に自動的に指定金額を移動入金するサービスです。
この残ったお金で日々の生活が出来るようになると、その体質が続くようになれるのです。日々のケチケチ生活でなく、目の前からお金がなかったものとして生活設計をする方法です。あなたは、こういった仕組みを作っていますか?
②毎月の生活費を分解しているか?
生活費を団子にしないことです。つまり、毎月の支出の中味を把握すると「今月は思ったより支出が多かった」という状況やその逆の場合などが把握できるようになり、多く残った月の分で貯めたお金から取り崩して対応する方法を身に付けられます。家計簿は続きませんが、支出内訳を定期的に分析しましょう。
お金が貯まらない方の特徴として「家計を把握していない成り行き支出」があります。お金が貯まる仕組みになるためには、何にどの位の支出が掛かっているのかを把握することが第一歩です。
③目標を持ち、モチベーションを維持しているか?
資産形成のための貯蓄をしようと思うと一つの目安としてミニマムとして500万円から始めるべきです。できればこの継続による1千万円貯蓄からがベストルートだと思います。
■PDCAサイクルでプランニングしてみましょう!!
計画P 1000万円 現実現在100万円 ありたい姿 将来5000万円貯蓄
行動D まず貯蓄強化で達成 手段 家計見直し
進捗確認C 毎月月末貯蓄残高目標と比較する
行動見直しA 成功失敗要因の改善策 計画差異の挽回
⓸どんぶり家計からの脱却は大丈夫か?
どちらにしても数年かかるのは当たり前です。年収400万円の方なら、20%として80万円、30%として120万円ですから、決意してから5年間程度が必要です。もちろん収入が上がればスピードもアップします。また生活費口座もフローが残れば移動すればよいのです。モチベーションを維持がポイントとなりますから、成功体験が大事です。
また、ボーナスなどはローンや当てにした支出を減らしていれば、50%以上の貯蓄も夢ではなりません。僕の知り合いの女性でも30歳リ時には、1千万円以上の銀行貯蓄がありました。貯蓄体質が出来れば、習慣として継続できる再現性は高まるという見本です。
こうして一定の目標まで貯蓄が出来るようになると、生活の中から確実なお金のフローが発生が出来るるようになります。この一定額を確保するのと、体質が出来る段階から運用をすべきなのかを考えられる段階になれるのです。
目標貯蓄の達成後が運用検討のステージ
無理な月次の貯蓄計画は継続困難の基になります。家計支出分析をしていただき、特に毎月固定的に出てゆくお金を見直しましょう。支出がある程度把握できていれば、計画的に貯蓄ができそうです。持続可能がポイントです。
見直し優先としては、電気・ガス・水道の水道光熱費・家賃や抱えている各種ローン・保険やサブスク契約・携帯などの通信費などが代表です。これに食費や生活費となる被服費・交際費・趣味のお金・美容費・日用品費などの見直しや支払い方法(クレジットからの見える化など)把握で貯蓄体質家計が構築できるようになります。
もっとも大事なのは、自身の支出と貯蓄を把握できる体質づくりなのです。
こうして体質づくりが出来たら、自分が投資などの運用をすべきなのかといった将来の人生のお金を計算してみましょう。例えばFIREを目指す、マネーストレスフリーを目指すなら運用も必要になります。金利や複利を味方にして資産を加速するエンジンをつける必要があるからです。
家計簿は不要と言いましたが、貯蓄残高管理という方法もあります。毎月の月末残高をエクセルで管理する簡単な方法です。計画の貯蓄の震度や差異を確認する方法です。
過去講座 貯蓄残高管理表をつくろう
その貯蓄段階になってから、自分は何に運用すべきなのか、自分のリスクに合った投資は何かを検討してもよいでしょう。どうですか、決して数年間で1千万円貯めるのは夢ではありません。まずは百万円貯める体質が出来れば繰り返すだけで到達できます。後は仕組みの維持とそのスピードだけです。
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今日のポイント
・資産運用の前に自身の現状把握と将来のお金の計画を将来像から計画化するのが原点となる。
・100万円での投資や資産運用では効果が出ず最低でも500万円、出来れば1000万円の資産形成を優先。
・大切なこととして生涯続けられる家計管理が出来たことが、将来の筋肉貯蓄体質につながる。
・体質維持によるお金のフローを必要に応じて投資などの資産形成に回し、加速度を上げることが大事。
FPは顧客ニーズに対応したライフプラン作成をします。貯蓄、投資を開始する前に大事なお金管理を成功に導くライフプランを作成する事をお勧めしています。作成する事で千万円単位の貯蓄差がはっきり出てきます。
継続は"チカラ"です。持続させるためには動機づけが大切です。ライフプランを作成すれば、子供の教育費・住宅費・老後資金と人生の3大資金が可視化出来、その推移と過不足や必要性の認識が高まり、目標への実現性が確実に増します。
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・あなたは、お子さんの将来教育資金を貯蓄する資産形成準備は整っていますか?
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僕も40代の時に悩み、キャッシュフロー改善のために不動産投資・為替・住宅ローン借り換えと早期完済、債券・株式・ソーシャルレンドに投資して資産形成投資を実践してきました。50歳過ぎた時に現在の貯蓄形成で本当に会社を退職して資産寿命が尽きないか不安でした。
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