米国の株価不安定と債券購入タイミング【下町FPブログ】日々雑感








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FPブログ解説  米国インデックス投資は、暫く思ったより苦戦しそう


コロナ禍を先進国で間違いなく抜け出したのは米国の筈だが


現在の株高は、2020年3月のコロナ暴落から切り返した市場の勢いから続いています。


もちろん、その前から株高傾向だったのですが、コロナの急落で一旦ポジションで売り買いが一旦リセットされたところから始まりました。


この時、日本の株式も1.63万円台を付けたのは記憶に新しいと思います。


その後、日本の株式は一年後には反発、ついに20年ぶりの3万円をタッチ、最近では多くの人が証券口座を開設する空前の投資ブームにもなったのもこの時期でした。


この3年間インデックス指数に投資していた場合、どの位の伸び率になっていたかといえば・・・・




仮定条件

2019年~2021年の3年間に投資していた場合の伸び率を調べると・・・

日経平均=9.46%

先進国株式=18.71%

米国株式=(SP500)=21.14%

全世界株式(AL)=16.80%

8資産バランス=8.00%



となっていました。


ではこれに資金1千万円を預けていたとした場合、2021年末にはその資金がどうなっていたでしょう。



3年前から1千万円運用していたら・・・・


日経平均=1,310万円

先進国株式=1,670万円

米国株式=1,770万円

全世界株式(AL)=1,590万円

8資産バランス=1,260万円



結構な収益ですね。

どちらも優秀な結果となっています。


銀行預金を選んだ人との差が、ここでは出ていると推察されます。


もちろん人気の米国S&P500指数への投資や全世界株式への投資が、最も代表的なインデックスとしては優秀だったのは見ての通りです。


前回の速報でお伝えした「投信ブロガーが選んだファンドオブザイヤー2021」でも、3年連続でe-Maxis slimオールカントリー(日本除く)が選定されていることからも人気が分かると思います。



ファンドオブザイヤー2021 1.png




一般投資家の目線で常に考え、情報を集め、ブログを書いている投信ブロガーたちです。


投資信託の事情通である投信ブロガーが支持する投資信託がこれでした。


そんな株式市場の状況でしたが、2022年に入って大きく調整をしています。



その原因は、景気回復による金融システム変化に対する不安です。


今までは、コロナ禍における金融下支えの株式市場への支援が中央銀行に常にありました。


いわば官製相場の終焉への不安だと言ってもよいでしょう。



日本も日銀が無制限に金利を抑える異次元緩和を行い、国債を買い続けています。

それによって資金は市場に溢れかえりました。


一方、株式市場に対してもインデックス運用を実行して株式とリートを買い支えました。


この間、株価が大きく不安定になると必ず日銀が買い支えてくれるという「変な安心感」が日本に定着しました。



日銀砲と揶揄されました。



米国も株式買い支えはなかったものの、膨大な債券の買い込みをFRBが行っており、どこかで停止・売却が景気正常化のプロセスの一環で資金の回収を行うのは自明の理でした。


自由主義の先進国では、米国が回復の一番乗りとなっています。


雇用も回復、賃金も回復、インフレすら大きく起こっています。


既に金融緩和から引き締めへのフェイズに入っているのです。


既に昨年の10月ごろから米国中央銀行のFRBはメッセージを出し続けていました。




それでも市場や金利はなぜか大きく反応をしませんでした。


最大の原因はお金が溢れているために待機資金が大きすぎて、FRBのメッセージが届きにくかったという原因もあったのでしょう。


そしてついに債券購入停止から売却、短期金利の正常化プロセスを明確に発表しました。



そこからは2022年の疑心暗鬼となる不安定相場の始まりでした。


いわゆるボラティリティが高く、変動幅が一日でも大きく揺れる展開が続いています。




ようやくといった形で、10年物の米国国債金利も上がりだしています。


市場は債券買い取り後の売却と2022年の最低3回、最大5回の金利上昇を意識し出しました。


金利が上がると企業の調達資金は苦戦しますから、株価が一旦調整に入りやすくなります。




特にナスダック市場が一番大きく影響を受けるとされています。


しかしこれもいったん調整で、体力がある企業は乗り越えてくるでしょう。



・中国やロシアとのイデオロギー衝突


・バイデン政権の中間選挙での大敗


・米国インフレの更なる台頭



これらが株価の2022年の3大変動リスクと判断しています。





ところで金利が上がると投資先として楽しみなのが債券投資ですね。


そろそろ30年物の国債利回りが2.3%に近づいています。


社債をチェックしていると、米国三菱UFJ社債は、それに連動して2.8%近くに保有12年間物も金利が戻ってきています。




もちろん、利金に20.315%の所得税はとられるものの、インカム投資家としては楽しみな2022年になるでしょう。


10年物国債の金利は、10年後を織り込みます。


既発債もそうです。


3%が最高の投資ゾーンですが、インフレ次第でしょう。




現在米国ETFの債券は弱含んでいます。


AGG BND  TLTといった長期債券のETFやLQDといった社債たちの価格がズルズルと下がってきています。




債券投資といっても、いわゆる生債券の購入タイミングを計る時期到来です。


株式と違って債券の安全性は高く、それぞれに購入タイミングがあります。




コロナ禍以降で、資産形成に入られた人は株式・投信の先進国一本で成功してきた方が多いと思います。


そんな方にとっては思ったパフォーマンスが出ない年になるかもしれません。



米国と新興国と先進国と米国の株式を分散投資しても地政学リスク程度しか、カバーできないのです。


FIRE目指してパフォーマンスの高い市場に全力投入している方も同様でしょう。




お金の育て方には、基本があります。


大きくは増えなくても、長期投資で資産5千万円や1億円の形成はやり方次第で可能になるのがこの世界です。




9勝1負で退場してしまうのが資産運用の世界です。




2022年の変化に敏感となり、チャンスを逃さない的確な運用を狙ってまいりましょう。


ハラハラドキドキしないインカム投資を僕は特にお勧めします。


高配当・リート・債券・不動産を中心とした資産形成、今年は狙ってみませんか?



今年はインフレ懸念は高いものの、米国金利に投資をする安全投資が出来そうな年になるといいですね。








2022年は金利が復活する年、インフレ懸念と金余りによる不安定さが政情不安以外での心配事です。


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