ようやくR3年の確定申告をe-Taxに入力してみて思ったこと【下町FPブログ】日々雑感
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FPブログ解説 R3確定申告の入力開始したものの
毎年この時期は、確定申告との戦いになります。
昔から不動産収入があるので、確定申告は会社員の時代からもう20年位はやっています。
ここ数年はe-Tax画面が進化したおかげで、電卓と戦う手間がなくなりとても便利になりました。
工数的には、以前の1/3程度の頑張りで完了するようになってきている印象ですね。
株式投資によって生じた譲渡益(売却損益)や配当金には税金が課されます。
通常、証券会社で取引を始める時は、納税方法を選択できて口座も「特定口座」と「一般口座」を選択することができます。
特定口座は、証券会社が1年間の損益を計算して年間取引報告書を作成してくれます。
一般口座は、特定口座やNISA口座で管理していない株を管理する口座で、一般口座で管理している株式は、投資家自身が1年間の売買損益を計算して確定申告をしなければなりません。
この計算の前提となる記録を取引報告書より毎月エクセルに記録していて、それに売却損益を通算して株式の譲渡所得を確定しなくてはなりません。
米国株式の売却は購入時のドルレートで円換算した仕入れ価格と売却時の損益とその時の為替レートを円で計算し直して、譲渡損益を確定しなくてはなりません。
また、双方ともに手数料も経費となりますので差し引く計算もします。
そして米国株式からの配当は、さらに複雑で大変です。
米国ETFは、売買に対しては非課税になるのですが、配当に関しては10%の外国課税が掛かります。
その課税されて残った配当金が日本に送金されて、日本の証券会社で20.315%の所得税・住民税・復興特別所得税が課税される仕組みとなっています。
この領域は、二重課税となるので確定申告で外国税額控除の申請をします。
配当記録からドルの配当金とともに当日の円レートを計算、円に変換して税として差し引かれたドルも円に変換して、円建てとしての米国の徴収額を再計算して申告します。
僕の米国ETFの配当は20万円位ですし、その中にはNISAで買っているものもあります。
NISAで買った米国ETFの米国での配当課税は、実は申告できませんから差し引くので金額は更に小さくなります。
ですから、実際の外国税額控除の申請額はその該当した配当の1割になります。
大した金額ではありませんが、1万円でも2万円でも税金が減るので頑張ってやります。
特に米国関連が大変ですが利回りもそこそこあるので、やめるつもりはありません。
それと海外の銀行からの利子も発生した日の現地為替レートで毎回円に変換して利子となる収入を一覧にまとめます。
実は外国での利子は、総合課税になってしまい源泉徴収の対象となりません。
その他の収入と合算して課税計算するのです。
そして本業のFP事務所の収入と経費の申告です。
FPの収入は記録からコンサル料や様々な収入を合算して、支出は各種経費や勉強会参加、資格更新料金、ネット関係のプロバイダーなどの費用やもろもろを計算して所得を確定します。
そして最後に不動産収入です。
経費となる管理費や修繕費、管理手数料や減価償却費、忘れてならない雑費や租税公課を精査して所得を確定します。
記録は、まめにに付けていますが、それでもこれだけをひとつの申告書にまとめるのは、とても面倒です。
でもe-Taxになり負担は大きく軽減されました。
今日は、一日頑張ったので一応提出できる段階まで到達しました。
いや~自分で言うのも何ですが、頑張ったと思いますよ。
もちろん入力チェックはこれからですが、大体の納税額は見えてきました。
FPをやっていると相談者様の特定の税額計算はできないものの、e-Taxの操作や帳簿の使い方や計算方法をお伝えすることもあるので自身で苦労することが業務でも活きるといえます。
年1回だけの確定申告は一年を振り返る良い機会では
毎年、この時期は憂鬱な時期です。
始めてしまうと、流れに沿って愚直に進めばよいのですが、そこに至るまでは気持ち的にも大変です。
毎年、おかげさまで納税させていただいていますが、可能な限りの節税は行うのもFPの知識のアップデートになります。
もちろん合法的なやり方ですよ。
投資や家賃、事業の整理を年一回行う投資や事業の総括が確定申告です。
企業で言えば決算報告でもあるわけです。
そう思えば、確定申告自体は苦にならないといえそうですね。
それにしてもe-Taxは毎年進化しており、そろそろ印鑑などや帳票の提出もどんどん削減されて進化しており、感謝しかないですね。
僕も電子印鑑は持っていますが、あまり使う機会はまだありません。
資産運用をされている皆さま、嫌がらずに面倒がらずにご自身の投資の総決算だと思って振り返りつつ確定申告をやられては如何でしょうか。
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数あるファイナンシャルプランナー事務所から当事務所への訪問ありがとうございます。トータルサポート代表の横谷です。
当事務所は、保険も金融商品も販売しない、コンサルタントのみで開業している数少ない『独立系非販売』のFP事務所です。当所の特徴は、国家資格のFP資格とともに実際の資産運用を行っている現役の投資家でもある点です。
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