フライングですが金利が上がった米国社債(債券)を買ってみた【下町FPブログBlog】日々雑感
お金にまつわる様々な有用な知識を独自の視点や切り口で独立系FP&非販売のFPが解説します。
ファイナンシャルプランナーjp 専門家登録
FPブログ解説 米国金利の上昇はこれからだが社債を購入してみた
米国フェデラルファンド金利とは、米国の中央銀行FRBに預け入れる無利息の準備金(フェデラル・ファンド)が不足している銀行が、余剰の出ている銀行に無担保で資金を借りるときに適用される金利を指します。
これが米国での基準金利【中立金利】となるのですが、市場はその先の将来の金利を織り込み国債の金利は決まるのです。ですから今の国債金利は、5年物までの金利高を織り込みつつ、20年、30年の金利は今後のFRBの利上げにより大きく変化する状況だともいえるのです。
米国国債は、一般に世界一安全な債券と言われています。ギリシャ危機や今回のロシア危機、新興国の債券デフォルトリスクに比べれば、米国という国が債務を保証する債券ですから安全性は抜群です。
FIREに向いた債券金利の理想は、5%であり、課税後4%が受け取れるからですが、もし、債券の金利が4%に到達するのでしたら、FIREなどでリスクの高い株式に投資しなくても日本では大丈夫かもしれませんし、株式と債券をMIXしたアセットアロケーションを考えてもよいでしょう。
そして私たちは、生の国債は買えませんから、いわゆる中古の既発債を購入します。米国既発債もFF金利と今後の利上げを織り込んでじりじりと金利が上昇してきています。
僕が利用するSBI証券は、意外と債券は豊富なネット証券です。今日現在もさまざまな既発債券を売り出しています。
■債券と金の参考情報
本格的な金利上昇は、ここ2年間位でしょうが、国債利回りは上がり始めています。10年物の金利が3%からは投資タイミングになります。上の表を見ると、今後20年後に近い2041年の国債金利がいよいよ3%を超えてきました。
あと少しですが、既に金融機関や機関投資家は為替ヘッジを使って円売りドル買いを行っている模様です。個人投資家もその動きに追随するのでしょう。
ロイターWEB記事に日本の家計の円預金での金融資産は、1,000兆円とも言われており、本格的な円の価値下落(円安)ともなるのなら円を売ってドル買いをする可能性が内在しています。そんな環境下で1%のドルへのキャピタルフライトが起これば、10兆円のドル買いの圧力になります。
出典談:佐々木融氏 (JPモルガン・チェース銀行の市場調査本部長、マネジング・ディレクター)
こうなると日銀が介入しても為替は変えられないでしょう。そんな懸念が今日本の為替にあるのです。
ところで・・・・話は資産運用のお話へ・・・
実は、たまたま2万ドルの満期金があり円転するのもよかったのですが、これらの債券を買う事にしました。国債でなく、社債です。利付債ですが、三菱UFJファイナンシャルが米国で販売した社債です。
利付債といって年間2回の利払いがドルで行われるもので、満期時には購入した時のドルが返ってきます。今回の2万ドルの満期金の当時の調達レートは105円でしたから、現在が128円とすれば23円の差異レートがあります。
つまり、これを円に変えれば23円×20,000=46万円の利益が出るのです。もちろん利益に対しては約20%の所得税・住民税の課税が掛かり税金は9.2万円、手取り利益は36.8万円となります。・・・ですが、今回は社債購入としました。
社債は、国債と異なり発行体は企業です。この上のリストでも三井・本田・ファイザー・スターバックスと社債が並んでいます。国債に対して一般的にリスクの高くなる社債は、米国国債の金利を上回るのが通例です。
そこで今回は、まだ金利は上がるものの2万ドルの余剰金のお試し買いとしました。
満期は2038年で、税込みの利回りは4.126%の債券です。満期まで16年間あり、毎年825ドル税込み(660ドル税抜き)の利払いが行われます。
保有16年間ですから、満期まで保有するとすれば税込みで13,200ドル、税引きで10,560ドルが受取れるということになります。大きなリスクを取らなくても、4%利回りが享受できるのです。
まずはFPに聞いてみたいという方はここから (クリックで画面移動します)
よく具体的な相談に特化して聞いてみたい方 特におすすめ (好評です!!)
個別に顔を見て資料なども含めたWEB面談をしたいという方に最適。
全国どこからでもリモート可能です。(最も指名が多く人気です)
FP事務所トータルサポートから
数あるファイナンシャルプランナー事務所から当事務所への訪問ありがとうございます。トータルサポート代表の横谷です。
当事務所は、保険も金融商品も販売しない、コンサルタントのみで開業している数少ない『独立系非販売』のFP事務所です。当所の特徴は、国家資格のFP資格とともに実際の資産運用を行っている現役の投資家でもある点です。
人生の3大資金といわれる『教育資金』『住宅資金』『老後資金』などの資産形成やFIREと言われる早期リタイアの為の資産形成などの運用対策や貯蓄対策を中心にして活動しています。
- 資産形成に挑戦したい方
- 資産運用を始めたい、やられている方
- FIREやリタイアメントを考えている方
そんな方には最適なファイナンシャルプランナーです。
自身もFIREと言われる経済的自立とともに資産運用を行っており、現在いろいろな運用先から年間400万円を超える配当・分配金などのインカム収入を得ています、その経験やノウハウもコンサルティングで活用しています。
当FP事務所のメニューナビゲーション
詳しくは下の各メニューをクリックしていただき、いろいろご確認ください。
当事務所についていろいろと知ってください。
FP事務所トータルサポートの特徴について
早期リタイアFIREの実現、資産形成をサポートする検証
資産形成やFIREを目指す方向けの、『お金の基本』個人レッスン
ライフイベントに対してお金の健康診断ができるライフプラン作成
ライフプランシュミレーターの比較
実際のFP相談のいろいろな事例をご紹介
いろいろなFPコンサルのメニューや料金体系について
お問い合わせの窓口フォームについてのご案内
FP監修本『最新版 お金の教科書』について
当所のプライバシーポリシー/個人情報保護方針
お得な特典付きメルマガ会員募集
資産5,000万円のマネーストレスフリーを目指すあなたを支援します。
★無料の4つの特典を進呈中★
・『40歳から間に合う資産形成 虎の巻』
・『ライフイベント表xls』も進呈
・FPも使う資産寿命が見える『キャッシュフロー表xls』等の特典たくさん!!
お金の基本の学習が出来ます。
FPへのご連絡、お待ち申し上げております。
この記事へのコメント