FPブログFIRE45 アセットアロケーションで配当生活・値動きの異なる資産を持とう (経済的自由と自立FIRE)
経済的自立FIRE ㊺アセットアロケーションで配当生活・値動きの異なる資産を持とう
知っているようで? 本を眺めただけ、ウェブで検索しただけでFIREを理解したつもりになっていませんか? FIREとは、状態なのか、何を目指すのか?
一過性のブームに終わらせないためにも、しっかりと整理して、ご自身なりの実現性の高いFIREを考えてみませんか。お金にまつわる様々な有用な知識を独自の視点や切り口で独立系FP&非販売のFPが解説します。
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FPブログ解説 FIRE投資生活の基本は卵をひとつの籠に盛らない工夫
今までゼロスタート章から44回に至るFIREへ向けたFIREノウハウブログ講座を提供してきました。
とくに、投資マインドやFPによる支援サポートの有効性、家計改善・貯蓄力の強化、リスク管理手法、FIRE向けの各種金融商品のいろいろについて解説してきました。
運用商品では資産形成時には攻めの運用として機能し、FIRE時には守りの運用資産として機能しなくてはなりません。
この講座では、さまざまな投資での資産拡大を中心に個別株式・インデックス投資・投資信託・株式ETFやローンを活用した中古不動産ワンルーム投資での資産拡大を取り上げてきました。
このステージを『資産拡大ステージ』と命名しています。
次に、この作った資産をFIRE時に一定率で売却するリスクを避けるために、配当・分配金・利金・家賃などを受け取るインカムゲインにスイッチングする運用をFIREへの入口的な投資として解説しました。
『資産フローステージ』と命名しています。
僕も実際に投資家としてインカムゲイン資金を手取りで年間400万円以上を得ています。
このステージを資産フローステージと名付けています。
このステージに応じて、しっかりポートフォリオを組んで運用しないと株式下落時や配当無配当等の時にFIRE自体が継続できない事態も発生しかねません。この状況をシークエンス・オブ・リタ―ン・リスクとして解説しました。
資産の取崩しやインカムゲインが生活費となるFIREで求められるのは、実はリターンの高さでなくリターンの安定性です。これは、昔から言われている『卵をひとつの籠に盛るな』という考え方です。
卵は割れやすく、同じ籠に盛り付ければ万一の時にすべて割れてしまうからです。
年間400万円のインカムゲインを受け取る独立系非販売のFPが、さまざまな運用の常識とされている投資方法やリスクを斬り、本当に安定的なFIRE=経済的自立を解説する長期FPブログ講座シリーズです。
『FIREの実現!! 年間400万円超えインカムゲイン獲得』過去の2021年運用の総括
FIRE講座をはじめから学んでみたいとお考えの人はこちらから スタートページ
FIREを実現する時の資産配分を、私はインカムゲイン中心のポジション構築がよいとこのシリーズを通じて推奨しています。それは売却による生活費確保は、どうしても資産管理が不安定になるからです。
インカムゲインに徹した運用先には、今回FIRE講座で解説したアセットが選択の有力候補になります。
しかも、10年に1回と言いながらも、数年に1回は起こっている株価暴落があり、FIRE投資家は何回かは確実に巻き込まれるでしょう。その時、株式だけですと大きなショック時には、4割以上の資産減少が起こる可能性が高いのです。
一方、同じように暴落は受けるものの、リスクを取り過ぎない安定したポジションで生活できるのがインカムゲイン投資の良い点です。売却をしない不労所得であり、投資収入生活のみで生活費を補填できるからです。
今回は、今までのシリーズで取り上げてきた運用資産の組み合わせ、アセットアロケーションが資産のリスクをどう安定させるのかについて解説したいと思います。
下町FPブログ・メルマガ講座は、FP視点からの簡単なワンポイントで情報を整理したお金のお得情報をお届け発信しています。
アセットアロケーション?はFIREのためのキャッシュ獲得の箱
FIREを投資収入中心にして生活するためには、株式投資がもっとも効率が良いとされています。効率が良いという事は、資産の増減、株価の増減が激しいということです。
先ほど、FIREには不労所得が最適だと言いましたが、株式による収入は実は安定しません。特に、ハイリターンの資産ばかりを持っていればなおさらです。
少なくても、FIREを目指すのならば『計画的な資産運用からのキャッシュを獲得できる箱』を作らないといけません。そのためには、許容できるリスクの7掛け程度の運用でリターンを得ることをおすすめします。
低いリターンの多くは低リスクであり、高いリターンはハイリスクになるのはある程度仕方のないことですが、FIREで求められるのは、持続性です。
リターンとリスクの机上の計算だけではなく、性格の異なる運用資産を組み合わせることが大事です。つまり、何を持つべきなのかだけでパフォーマンスだけでなく、安定感も違ってくるのです。
今まで、FIREに向いた投資先と運用について解説してきました。
候補『米国投資』の有効性と危うさ
⑱ まずは証券会社に口座開設してみよう
⑲ 資産拡大ステージ 配当拡大ステージ向け 米国株式投資編
⑳ 配当拡大ステージ 米国株式での配当投資編
候補『J-REIT投資』は安定大家さん
㉑ J-REIT投資でキャッシュ獲得を
㉒ REITで毎月4%分配金を狙う
㉓ J-REITの購入タイミングと保有の考え方
候補『株式投資信託』は運用の王道
㉖ 人気投票上位の米国ETF投資銘柄
㉗ ETFでなくとも投資信託という選択肢
㉘ 投資信託購入前の仕組みと読み方
㉙ 人気投票上位の投資信託の特徴
㉚ 投資信託の購入タイミングと保有の考え方
㉛ 分配と売却ステージ 毎月分配投信と毎月分配ETFの違い
㉜ FIREで必要な投資信託の運用期間と投資経験
候補『インフラファンド』への投資
㉞ 銘柄も少なく、利回りが魅力のインフラファンド
㉟ 上場インフラファンドの購入タイミングと保有の考え方
候補『債券投資』という安全な選択肢
㊲ リスクを取りすぎない債券投資の活用
㊳ 債券投資は投資先と確定利回りと利回りがポイント
㊴ 債券ETFと生債券投資との違いと使い分け
㊵ 債券購入のタイミングと保有の考え方
候補『現物資産・不動産投資』をFIREに活用する
㊶ 収益不動産というアセットを持つメリット・デメリット
㊷ いろいろな不動産投資 富裕層と言えば不動産投資だった時代
㊸ アセットの一つとしての区分マンション投資
㊹ キャッシュフローを重視したマンション投資
これらの資産をどう組み合わせて、安定的な収入を得ることが出来るかが、今後のリタイア後の生活の大きなポイントになります。
リタイア後の運用資産収入生活では、実は『積極型のアセット』でも『安定重視型のアセット』でも長期的には成り立ちません。
積極型の株式オンリーのアセットは、好況の時はイケイケですが、調整が始まれば毎月大きな評価額減少が避けられません。あなたは、そんなタフな人でしたら切り抜けられるかもしれませんが、万人に該当できる耐性はない筈です。
唯一、この厳しい環境を切り抜ける手段は、運用資産の辞意客を停止する、保有している現金資金で最大数年を取り崩して、市場の回復を期待する方法が有効です。
しかし、その期間が1年なのか、3年なのかは誰にもわかりません。そこで有効な方法がインカムゲインをコアにした投資方法です。
運用資産の候補である株式、投資信託、リート、インフラファンド、債券、収益不動産をどんな組み合わせでアセットを組むと安定感やパフォーマンスが違ってきます。
ただし、雑誌で散々持ちはやされた、VTIやVOO等の米国株式ETFを買うだけでFIREができると考えてリタイアした人は、2022年の株式下落相場の環境で取崩しさえできなくなっている人も多いでしょう。
これが、株式集中投資の最大リスクです。
もちろんどんなFIREのパターンを目指すのかですが、資産の持ち方で違ってきます。投資収入だけで生活するのか、ゆったりと働きながら投資収入で補填するのかでも大きく違ってくるでしょう。
FIREともなれば、運用資産の組み合わせやリスクの判定、リターンも見積もり、安定度はとても大切です。しかし、米国一本槍の集中投資家が多い現状は、とても不安です。
私も『週刊エコノミスト誌』の投稿で、4%資産成長としての運用の可能性への記事を寄稿していますが、その時はやはりS&P500へのインデックス投資やMSCIコクサイに投資するような世界株式VTの長期投資を例にして解説しました。
ではどんな資産にどれだけ配分したらよいのでしょうか?
それぞれに投資可能予算や運用外の貯蓄高(緊急予備資金)あるいは、投資経験やリスク許容度によっても異なるものの、リタイア後の将来支出を計算した上での資産配分を決定することをおすすめします。
FIREリタイア後の生活支出を想定しよう
FIREには代表的なパターンとして4つの類型があると考えています。
もっとも安泰なのは、資産も多く運用のリターンも大きいそのリターンだけで生活できる『フルFIRE』です。次にある程度大きな運用資産を持ち、運用益と資産取崩しで対応できる『セミFIRE』でしょう。
これらのFIRE生活には、確実に余力がありますから、万一の市場変動でも対応できる選択肢がたくさんあります。一方、運用可能資産が少ないと、どうしても選択肢が限られてしまうでしょう。
下の図を見ていただければ分かりますが、資産の大きさと必要とする運用収益を見積もらないと必要とする資金は分からないのです。
想定される投資収入に対して、生活支出を抑え込めればFIREは成立します。
その意味では、生活支出を倹約で抑え込む倹約型のFIREである『リーンFIRE(Lean Fire)』やアルバイトやパートで生活不足額を補填する『サイドFIRE』にも可能性はあります。
特に今雑誌やネットでサイドFIREがよく取り上げられていますが、万一働けなくなった時のリスクを考えると市場リスク以上の不安定を負う生活となるので、あまりお勧めはしません。
つまり、生活費を400万円とすれば、4%利回り+税金を考えると、500万円の運用利益が前提であり、20%課税で手取り400万円です。
500万円の収入を得るインカムゲインを逆算すると・・・
500万円÷期待利益率4%=1億2500万円+緊急予備資金が必要です。
この位の運用資金が確保できると、FIREは安定するでしょう。
逆に言えば、より少ない資金でのFIRE追及には不確実性が多く伴うという事です。厳しい話ですが、NO LISKの投資や安定スタイルは、あまり期待しないほうがよさそうです。
そんな背景もあって、運用資産を組み合わせる一本足打法の投資スタイルでない運用方法として、インカムゲインの活用とリスクを相殺し合うポートフォリオ・アセットアロケーションの確立がとても重要なのです。
売却なしのインカムゲイン投資と安定的アセットアロケーションを提案
資産運用をすると、価格調整は必ず巻き込まれます。
値動きのある投資商品は、価格の上下があるからこそ定期預金よりも高い運用効率が追求できるのです。つまり、運用を開始すれば含み損は必ずと言ってもよい程、何回も体験をするという事です。
そんな中、株式や投信の売却による生活資金確保でない方法としては。インカムゲイン投資法があります。継続的に生活資金を得るには、インカムゲインによる不労所得の確保が精神的にもやさしい運用スタイルでしょう。
FIREでは、インカムゲインはとても相性が良い投資スタイルです。
一方、これまでブログ講座で取り上げたFIRE向けの金融商品をただ買えばよい物でもありません。
それぞれに内在するリスクがあるからであり、それを組み合わせることで単独運用よりも低いリクスと高いリターン維持ができる方法菓舗あるのです。
それが、アセットアロケーションです。
アセットアロケーションとは、複数の運用資産を組み合わせることで安定的なリターンを求める事も可能となります。
もちろん過去のデー手を元に組み合わせる手法ですが、一本鎗の運用に比べてリスクは低減できますし、リターンの維持もある程度可能であり、魅力的な運用方法だといえます。
当事務所のメニューには、資産運用の勉強ができる講座として『お金の育て方マンツーマン講座』があります。
この講座は、単なる資産運用勉強会ではなく、家計改善のノウハウとそれによる貯蓄力強化、資産運用に回せる資金の運用、最後にお悩みのタイプ別運用のアドバイス講座(カスタム編)で成り立っています。
お金の基本を学び、貯蓄力を強化する個人レッスン
これらの中でのエッセンスを公開すると、運用資産を組み合わせることでリターンとリスクをコントロールする方法を学ぶことができます。
これは、MY INDEXというサイトを活用します。
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運用資産を100%として、さまざまな運用資産を組み合わせてリスクとリターンを長期実績で試算できる優れたサイトです。
このサイトは、インデックス投資家向けのサイトですが、MY資産配分によってFIREの長期リターンを試算することが可能になるのです。
簡単な登録が必要ですが、さまざまな長期的な資産配分よりリターン・リスクを計ることができるようになります。
この試算結果をFIRE向けの相談者様に説明をしているオリジナル資料が次の表です。いわゆる過去20年の運用バックテストができて、平均リターン・リスク度合い、シャープレシオなどを自動で計算してくれます。
この資料では、米国株式100%、米国株式50:先進国株式50、米国株式50:債券50のリターン・リスクを解説します。実は、米国株式100%と先進国MIXのリターンは、8.5%と8.3%とあまり相違はありません。リスク度も同等です。
つまり、先進国株式の中の米国株式の比率が高く、分散投資をしてもリターンやリスクに大きな変動がない事をあらわしているといえます。つまり、これらに分坂投資をしてもリスク・リターンは、同等だといえます。
これをパターンAとBとします。次に債券を組み合わせる運用です。トリニティスタディの分析でも長期リターンで資産の毀損が発生しなかったとされる株式50:債券50のインデックスリターンについてみてみましょう。
これがトリニティスタディ大学でのポートフォリオ成功率レポートの一部です。FIREの運用スタイルの根拠にもなっていますが、株式50:債券50の運用で4%継続的に資産売却を行っても元本100の資産が維持できたとするレポートです。
MY INDEXの結果は、パターンCであり、株式オンリーのポートフォリオよりもリターンは落ちるものの、リスクは大きく提言しているのが分かると思います。これが値動きの異なる運用資産を保有するメリットです。
出典:トータルサポート・コンサルオリジナル資料より
これらの運用がもし失敗すれば、FIREを持続することは困難になります。つまり、当初は成功していると思っても、長期で見るとFIRE破たんとなってしまうかもしれませんから、支出とリターンの分析は重要になるのです。
そこで最後のパターンDとEのポートフォリオ分析をみて下さい。これはより複雑な資産を配分するポートフォリオであり、パターンDは、株式・債券・リート不動産を均等に組み合わせた資産結果です。
リターンは、株式より劣るものの債券MIXよりはかなり優秀です。しかも、株式よりもリスクもさらに低減できています。また、パターンEは、更に株式を米国株式と先進国株式に分散しています。
不動産比率を高くしていますが、結果としては株式に匹敵するリターンでありながら、リスクは抑えられた運用を実現できそうです。
先進国や米国株式は資産成長を狙う、債券は確実な利金を長期的に受け取る。収益不動産は、値動きを抑制した安定家賃を受け取ることで安定的なFIREの実現ができそうです。
今回、FIRE向けの運用資産として解説したこれらの投資商品を組み合わせることで、大きな暴落にも耐えられる投資スタイルを確立できるかもしれません。
もちろんこれは20年間などのリターンからのバックテスト結果であり、将来を約束するものではありませんが、過去の長期実績によるバックテストは、FIREでも強い味方になる事でしょう。
FPへのご連絡、お待ち申し上げております。
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もう会社に頼らない『経済的自立FIRE』をFPが応援
このWEBシリーズは本編50本のシリーズです。まずは下の各バーナーをクリックして各FIREステージにリンクして読み切ることが出来ますが、第1章から読み続けることが完全FIREへの近道かもしれません。
第1章 FIREムーブメントの正体について
① マネー・ストレスフリーのムーブメントの到来
➁ リタイアに必要な資産額を算出しよう
第2章 資産運用より、まずは家計を整えよう
③ 家計把握とバランスシートで倹約生活
④ 収入より貯蓄をまず重視しよう
⑤ 貯蓄率UPのポイントはゼロベース予算での家計見直し
⑥ 自動積立て入金で確実にFIRE計画を達成
第3章 FPを味方にステップを検討しよう
⑦ C/F表でFIREへのモチベーションUPを
⑧ FPを味方にすると成功率は上がる
⑨ 運用の見える化をFPとやってみる
⑩ 自分に合ったFIRE4つの類型から考える
⑪ 2段階の運用ステップでFIRE運用法を確立
第4章 リスクと分散投資の有効性を忘れずに
⑫ 運用の成果とリスクは背中合わせ
⑬ 長期運用での暴落との付き合い方
⑭ FIREのための運用先の選定
⑮ 米国発ムーブメントのルールと背景を知る
⑯ 分散投資に相関係数は見逃せない
⑰ 非課税運用優先と社会保障先細りリスク対応
第5章 候補『米国投資』の有効性と危うさ
⑱ まずは証券会社に口座開設してみよう
⑲ 資産拡大ステージ 配当拡大ステージ向け 米国株式投資編
⑳ 配当拡大ステージ 米国株式での配当投資編
第6章 候補『J-REIT投資』は安定大家さん
㉑ J-REIT投資でキャッシュ獲得を
㉒ REITで毎月4%分配金を狙う
㉓ J-REITの購入タイミングと保有の考え方
ブレイクタイム1 忘れてはならない税負担と最大リスク
㉔ キャピタルとインカムでの税負担は実は違っている
㉕ シークエンスオブリタイアはFIRE最大のリスク
第7章 候補『株式投資信託』は運用の王道
㉖ 人気投票上位の米国ETF投資銘柄
㉗ ETFでなくとも投資信託という選択肢
㉘ 投資信託購入前の仕組みと読み方
㉙ 人気投票上位の投資信託の特徴
㉚ 投資信託の購入タイミングと保有の考え方
㉛ 分配と売却ステージ 毎月分配投信と毎月分配ETFの違い
㉜ FIREで必要な投資信託の運用期間と投資経験
第8章 候補『インフラファンド』への投資
㉞ 銘柄も少なく、利回りが魅力のインフラファンド
㉟ 上場インフラファンドの購入タイミングと保有の考え方
ブレイクタイム2 インフレリスクとFIRE
㊱ インフレリスクに負けないFIRE運用に向く商品は
第9章 候補『債券投資』という安全な選択肢
㊲ リスクを取りすぎない債券投資の活用
㊳ 債券投資は投資先と確定利回りと利回りがポイント
㊴ 債券ETFと生債券投資との違いと使い分け
㊵ 債券購入のタイミングと保有の考え方
第10章 候補『現物資産・不動産投資』をFIREに活用する
㊶ 収益不動産というアセットを持つメリット・デメリット
㊷ いろいろな不動産投資 富裕層と言えば不動産投資だった時代
㊸ アセットの一つとしての区分マンション投資
㊹ キャッシュフローを重視したマンション投資
第11章 リスクを相殺、『分散投資の有効性』
㊺ アセットアロケーションで売却・配当・違う値動きを持つ
アセットアロケーションで配当生活・値動きの異なる資産を持とう
㊻ FIREのステージと到達レベルで運用方法は違ってくる
最終章 実はFIREよりもFIが大事な訳
㊼ 最強のFIRE生活資金、年金を味方にしよう
㊽ 5大支出 自宅を持つ、子どもが進学などの将来設計はどうする
㊾ 実際のFIRE生活、インカムゲイン生活の実態は
㊿FIREはひとつの選択肢 経済的な自立とライフプランを手に入れよう
FIREはひとつの選択肢 経済的な自立とライフプランを手に入れよう
あとがき
◇FPが解説する長期FIREシリーズ あとがき
編集後記 FPから経済的自立FIREを目指すあなたに
これらシリーズを繰り返し読んでいただき、ご自身のFIREなりをプランニングされることを願っています。迷ったりご相談が必要でしたらご連絡ください。
FIREに向けた資産構築のステップについて(再整理)
FIREに限らず、資産形成のステップには共通項が多くあります。ただし、FIREは、通常のリタイアよりも時間的な制約があったり、公的年金の受給まで長く資産からのフロー所得を活用しなくてはならないのが特徴です。
したがって、お子様の進学や住宅ローン返済などのハードルと同時に生活費や老後資金を作らなくてはならず、より家計よりのフロー(収入-支出の差額)をいかに作るのか、蓄えた資金の運用に回していけるかがポイントとなります。
資産構築のステージとしては、まずは運用よりも家計改善であり、家計を整えることです。まずは先取り貯蓄の自動積立貯蓄でも良いでしょう。ボーナスの貯蓄率を限りなく高めることも重要ですが、これらの継続にて運用の追加資金を増やすのです。
100万円を年利4%で廻せたとしても年間4万円ですが、月4万円貯蓄を増やせればそれだけで1年分の利益確保が継続できます。
僕の相談者の方で入社以来、貯蓄率が50%を超えており所得が増えても継続した結果、40歳前で資産が7,000万円超えていた方もいらっしゃいました。
あるいは、上場企業の役員をされている40代の方は、忙しくお金を使う時間もなく、気づいたら貯蓄高が1億円を超えており、FIREを意識してコンサルを受けたケースもありました。貯蓄体質は、運用より大事です。
スタートは家計を整える事です。次に初めて運用に回して複利のチカラを活用して、更に資産を増やすステージが資産拡大ステージです。株式や投資信託が複利の主役になるでしょう。
そして、複利運用によって資産が拡大しても、どこかで売却しないと利益は確定できません。7,000万円以上程度に資産が成長しても。このポジションの売却中心でのFIRE実現は厳しそうです。それは、いつも運用がプラスになる訳ではないからです。
そこでアセットを売却をしなくても、収益も得られるポジションへの変更を推奨しています。それがインカムゲイン運用です。そのシリーズではインカムゲインのつくり方を手厚く説明しています。
僕も現在年間税込みで400万円以上のインカムゲインを毎年得ています。
僕が実践しているのは、株式配当・リート分配金・上場インフラファンド分配金・ソーシャルレンディング・現物不動産投資・債券利金・海外銀行定期預金からの利子などが主力ですが、分散投資によるアセットとリスクの分散投資が基本です。
こうして不労所得が確実に得られるようになったら、FIを実感できるでしょう。このサイクルの繰り返しでアセットを厚くすることで、生活支出を投資収益が上回るようになります。
ここまでくれば、マネー・ストレスフリーの常態になったといえます。あとは自身の環境は判断ができます。働き方や生活スタイルを調整すればよいです。リタイアだけがFIREではありません。経済的な自由の獲得、選択肢を手に入れましょう。
こうしたスタイル構築は、繰り返しますがFIRE本やWEB、ユーチューブを見てもセミナーに行っても解決しません。自身の事情に合わせたコンサルティングを受けて処方箋を考えるプロセスを受けると安心感や将来の見える化が相当違って見える筈です。
当FP事務所には様々なFIRE向けの相談申し込みが入ります。僕も実際机上でない投資ポジションを持っているから安心して申し込まれているのだと思います。
それらの当事務所が持つノウハウや引き出しから、今後の貯蓄対策、公的年金対策、将来の人生の三大支出も踏まえてのコンサルを受けられることをおすすめします。
詳しくは、ブログ講座やFPメニューをご覧いただき、ご判断いただければと存じます。
FPへのご連絡、お待ち申し上げております。
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