新NISA戦略12 その目標、金融資産5,000万円目標は何のための目的資金なのか? 【独立系FPブログ講座】



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その目標、金融資産5,000万円目標は何の目的資金なのか?


40代からでも金融資産5,000万円をつくることができます。少子高齢化社会でも安心できる老後資金確保や人生の目的資金づくりもステップを踏むことで実現できます。


2024年に少額投資非課税制度NISAが変わります。一般NISAとつみたてNISAが統合された『新統合NISA』に生まれ変わり、これは追い風です。


資産形成は早く始めたほうが圧倒的に有利ですから、時間を味方にする大きなチャンスだといえます。お金にまつわる様々な有用な知識を独自の視点や切り口で独立系FP&非販売のFPがシリーズで解説します。


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第2章 資産形成のステップをFPが伝授する


FPブログ解説  お金の不安はどこから来るのか


NISA12


年間400万円のインカムゲインを受け取る独立系非販売のFPが、さまざまな運用の常識とされている投資方法やリスクを斬り、本当に安定的なFIRE=経済的自立を確立させるFPブログ講座シリーズが好評の後、完結しました。


新シリーズテーマは、『40代からの金融資産形成5,000万円 新統合NISA』シリーズとなり、今回は第12回目となります。


『経済的自由の実現!! 年間400万円超えインカムゲイン獲得』2021年運用を総括


あなたのお金の心配を解消してマネーストレスフリーを支援する下町FPの横谷です。


FIREなどのコンサルティングが比較的多いFPとして、相談者に常に申し上げるのは一定の資産からの収益が生活費をカバーできる状態になったとして、リタイアを目指す目的は何かと必ず聞くことにしています。


お金を得るために働かなくてもよいという条件が揃ったとしても、会社を辞める必要はありません。ただし、今後の選択肢が広がるのは事実ですから、FIREも選択肢の一つであるだけです。


実は経験的に言うと、リタイアメント相談やFIREコンサルを申し込まれる多くの相談者様は、ふたパターンあって、長い時間を掛けて資産運用を続けた結果、大きな資産形成が出来たといとう方がひとつめにある。


もつひとつは、生活支出と収入の差となる貯蓄による資産形成が、日々の何気ない貯蓄や突発的な相続などででリタイアできるレベルにまで到達してしまい、早期リタイアへの実現性に逆に気づいたという人が多いのです。


つまり、FIREを目的に資産形成をスタートさせたのではなく、結果的に資産や運用で生活できそうな状態になったというケースが多かったともいえます。もちろん倹約や貯蓄率は高い家計が多いのは当たり前です。


金融資産5千万円をリタイア年齢までに作ろうという時、ただ単純に『金融資産5千万円が目標!!』ということを数値目標にしてはいけません。大事なのはその前段階にありそうです。


では一体どうすればよいのでしょうか?


下町FPブログ・メルマガ講座は、FP視点からの簡単なワンポイントで情報を整理し、お金のお得情報をお届け発信をしています。


『金融資産5千万円が必要』という根拠を考えてみることから


金融資産1億円はなかなか実現できそうもなくても、今までの解説シリーズの振り返りをしていただければ、年齢別にどういった貯蓄や資産運用で資産が拡大できるのかは、年代別イメージでお分かり頂けたと思います。


お金を貯めたいというものの、その背景にはザックリとしたお金への不安感があって、そこにはあの『老後資金不足2千万円問題』が底辺にあると感じています。


年金不足2,000万円問題が契機


金融庁の審議会だったワーキングGrが2019年6月に発表した「高齢社会における資産形成・管理」というレポートでいかに老後の資金を形成するかをめぐる報告がでました。


この2千万円という金額は、厚労省の統計に元々あった『夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯』は、毎月約5.5万円の生活費の不足が生じ、30年間での不足額が約2千万円となるという試算結果にに基づいています。


この試算の根拠は本レポートでは、夫 65 歳以上、妻 60 歳以上の夫婦のみの無職の世帯においては、毎月の不足額の平均が約5万円とあり、その後まだ 20~30 年の人生があるとすれば、不足額総額は単純計算でも 1,300 万円~2,000 万円となるとされていました。


このレポートがショックだったのは、国の年金だけでは生活できないと初めて知った人が多かったことからです。


確かに毎月、毎年納付している年金納付も生活には大きな負担ですが、皆文句言わず天引きされていた中で、これだけでは足りないという事に人々は動揺しました。


ただし、この不足とされる金額はあくまで平均の不足額から導きだしたものであり、本当の不足額は各々の収入・支出の状況やライフスタイル等によって大きく異なるとレポートにもありましたが、金額が見出しに踊りました。


本当に最も大事なのは、この各々の収入・支出の状況やライフスタイル等によって大きく異なるという点です。


2017年の家計調査では無職の高齢夫婦世帯の平均収入が20万9,198円、平均的な支出は26万3,717円と報告されていたデータを活用していた結果、毎月5万5,000円の赤字となっていました。



の前提はあくまで各省庁の平均値です。


例えば持ち家がある、就労収入や投資収入がある、公的年金と私的年金がある、生活支出がこの平均よりも過大・過小がある、介護やホームの費用をどう見ているか、などで違ってくるのを忘れてはいけません。


事実、2020年に発表された総務省の家計調査を見ると、コロナ禍もあってか生活支出が減り、老後の収入から支出を差し引いた差額は月額で1,111円の逆にプラスなっています。


この条件が続くと仮定すれば、老後30年生きると約40万円も黒字になってしまいます。つまりこの提起された問題『老微不足2千万円問題』は、全国民解決したと言ってよいのでしょうか。


この試算では年金収入などが増えたのではなく、老後の「生活支出の減少」が主な理由であり、日々の支出を節約すれば皆がWIN-WINになれるかといえば、そうではないのは明らかです。


一般論で安心・不安にならず自身の数字で考えてみる


これら平均値での試算は繰り返しますが、あなたの数字ではありません。


逆に言えばこのブログのテーマにもなっている『金融資産5千万円』も疑ってみる事が大事です。確かにこれからの資産形成の目標とすれば、2千万円、3千万円、5千万円はザックリとした目標になりやすい金額です。


自分の数字に変えて考える


何度か解説しましたが、例えばあなたは会社員ならば厚生年金加入です。会社員でも勤続年数は長いのか、平均給与はどうなのかが将来大きな分かれ目となります。


あるいは自営業者やフリーランスならば、加入している年金は国民年金だけなのか、別の公的私的年金(例えば国民年基金、個人年金保険、確定拠出年金など)に加入しているのかの有無で老後の収入が大きく違ってきます。



また、配偶者の有無や配偶者の年金加入内容も大きな差が出ますし、お子様の有無や年齢でもこれから掛かる教育資金も相当異なってきます。


さらにあなたが単身者なのかどうかでも将来の生活支出、介護含む支出があらゆる意味で違ってきますし、ご両親が健在ならば、親の介護支援や逆に相続でも異なってきますから、やみくもな『金融資産5,000万円目標』よりも納得性が高くなるはずです。


最後にご自身の夢や今後のやりたいことと実行できるタイミングも資産形成の動機付けやモチベーションには重要になる筈だと考えています。


ファイナンシャルゴールを決めてみよう


なぜ『金融資産5,000万円』を作りたいのかという理由を考えてみましょう。


するとあと○○年で5,000万円を貯めるという根拠が明確となり、それをご自身の計画メモとしてPCのソフトや携帯のメモや紙に書き込んでみましょう。


書き入れたその理由や目的は、今後の自身のモチベーションの源泉になります。これから長い資産形成の中で、運用テクニックや注目の運用商品などの情報に振り回されたり、挫折したりすることも起こりがちです。


途中で頓挫・挫折しないためにも、まずはこれを明確にして残しましょう。


大谷翔平の目標管理に学ぶを



あの大谷翔平は。高校一年の頃から自分の夢を紙に書き込み目標にしたそうです。


当時は中心にまず目標とする『8球団からのドラフト1位指名』を書き込み、次にをこの目標を達成するために必要な要素を8つ記入しました。


1.からだ作り 2,メンタル 3,コントロール 4.球のきれ  5.人間性・・・などの要素を考察して、更にこの要素を達成する具体的な目標を、それぞれ8つずつ記入したのです。


考え方とすれば、大きな目標を達成するためには細分化した目標を着実に実行することです。この目標達成シートのことを思考法として『マンダラチャート』と呼ばれています。


目標を明確にして、それを達成するための具体的な項目を可視化したフレームワークのことです。


メモなりで目標・目的を頭にに明確に目的をしっかりと記録としてインプットすることが大事で、頭の中で考えているだけでは、日々の忙しさに忘れ去られてしまいます。


しかし記録すれば記憶とは異なり、明確な文字として脳が認識しますから、より確実に記憶がより強固になり、手を動かすことでさらに脳への定着を促すことができるとされています。

目標や目的を記憶に中心に置くと、日常生活の中で金融資産つくるための情報が、関心度が高まったことで自分の目や耳に自然に飛び込んできます。


それはあなたの脳にインプットされた『金融資産5,000万円』というキーワードと目的が、ある意味自動的に情報を集まてくれるようになっているのです。


全ての行動には、WHY(理由)とWHAT(目的)があり、そこから導かれるHOW(方法)が必ずあります。まずは絵に描いた餅ではなく、問題意識を持つ事が資産形成の第一歩になるといえます。


新統合NISA第13回へ続く



資産形成には動機づけがとても重要で、目標と目的を書いて記録に残し明確に意識することで、達成のためのさまざまな情報が整理できます。



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この記事へのコメント

2023年12月03日 19:15
金融資産は5千万円も必要なんですね。知りませんでした。