新NISA戦略13 ヒントが一杯、FIREと共通する資産形成のマインドは誰でも使える【独立系FPブログ講座】



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ヒントが一杯、FIREと共通する資産形成のマインドは誰でも使える


40代からでも金融資産5,000万円をつくることができます。少子高齢化社会でも安心できる老後資金確保や人生の目的資金づくりもステップを踏むことで実現できます。


2024年に少額投資制度NISAが変わります。一般NISAとつみたてNISAが統合された『新統合NISA』に生まれ変わり、これは追い風です。


資産形成は早く始めたほうが圧倒的に有利ですから、時間を味方にする大きなチャンスだといえます。お金にまつわる様々な有用な知識を独自の視点や切り口で独立系FP&非販売のFPがシリーズで解説します。


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NISAシリーズ表紙


第2章 資産形成のステップをFPが伝授する


FPブログ解説  FIRE向けのコンサル経験は資産形成に役立つ


NISA13


年間400万円のインカムゲインを受け取る独立系非販売のFPが、さまざまな運用の常識とされている投資方法やリスクを斬り、本当に安定的なFIRE=経済的自立を確立させるFPブログ講座シリーズが好評のうちに終了しました。


新シリーズのテーマは、『40代からの金融資産形成5,000万円 新統合NISA』シリーズです。今回は第13回となります。


『経済的自由の実現!! 年間400万円超えインカムゲイン獲得』2021年運用を公開


あなたのお金の心配を解消してマネーストレスフリーを支援する下町FPの横谷です。リタイア向けのコンサルやライフプラン作成の中でもFIRE希望者のFP面談をしている時にでいつも感じることがあります。


FIREリタイアアメント面談をする方の多くのが、実は億レベルの資産をお持ちになっているケースが少なくなく、いつも驚かされます。


コンサルは、その資産をどう取り崩して今後リタイアができるのか、年金や生活支出の将来はどうなのか、リタイアメント診断をした結果がどうかといった部分がメインテーマになります。


大きな資産を形成された方のコンサルの場合は、その資産をどうリタイアメント用のアセットにシフトしたほうがよいかやリタイアの潜在的なリスクとともにアドバイスすることになります。


相談者の持つ様々なアセットの中で長い間、資産運用を続けてリタイアができるまでの資産形成に成功された方を顧みると、手堅く投資をされてきた方もいらっしゃいますが、インデックス投資全盛の中で少しハイリスクな運用を行ってきた人が意外と多くいるのです。


これら実践者の運用スタンスが当ブログ講座シリーズのテーマとなる金融資産5,000万円形成にも活用できるのではないかと思い、今回は皆さんと共有してみたいと思います。


下町FPブログ・メルマガ講座は、FP視点からの簡単なワンポイントで情報を整理し、お金のお得情報をお届けしています。


運用で億近い資産形成をされた方の主な投資先は


現在、FIREなどのコンサルを希望される相談者の多くは、40代後半から50代前半の方がほとんどです。


これらの相談者様の年齢は、ハイリスクと言ってもFXなどの上がるか下がるかといった一攫千金で短期的に金融資産を拡大したのではなく、ある程度の時間を掛けて運用されてきたことを示しています。


その運用先も様々ですが、米国の個別株式で大きく資産形成をされてきた方が多く、投資信託で金融資産を拡大した方は少数派だったという事実があるのです。


これは、この十年以上の米国投資ブームで個別株などでにうまく上昇気流に乗れた方が多かったことを示しています。


最近は株価不振ながらもテスラなどはお宝銘柄のひとつで、上場後はパッとしなかったテスラでしたが、2019年後半あたりから一気にブレイク、7倍近くに資産が成長したような体験をされた結果、大きく資産が成長したようなNASDAQ市場投資家が多いのです。



相談者様は投資経験が20年以上の方がほとんどで、2007年のリーマンショック前後から運用を開始された方が多く、その時代は投資信託などやETFのインデックス投資でなく、個別株式での運用で資産を拡大した方が多かったのでした。


この期間をインデックス投資でみても、上下はあったものの結果的には回復されて雑音レベルとなり、米国500社のS&P500でみても、大きく資産は成長した米国投資が投資先として正解だったことをコンサルでも感じています。


コロナショックのS&P500の回復力


これら相談者様の多くは、結果的に米国株式ブームとされたバブル的な流れに乗ったともいえます。


今でこそここ数年e-Maxs slim米国株式やNASDAQ100が王道だとされていますが、20年前は決してそうではなかった筈です。


その時期に少しづつポジションを拡大した結果が、金融資産で言えば億持ちレベルまでなったのです。


余断ですが、資産拡大した株式を売却してFIREをするには大きな問題があります。それは売却益が非常に大きいことで、配当向けのアセットにシフトしようとすると運用資産が一旦シュリンクしてしまうといった事態も起こります。


ただし、配当生活などの不労所得は、売却にによる定額・定率取崩しを行うよりは更に生活が安定しますから、インカム投資家としてもその道の有効性をおすすめしています。


多くの相談者様は、長い経験で株式に精通されています。それは何度も失敗を繰り返し、知識を学ばれた結果だと思っており、相談者様の難しい質問にFP側がドキドキする事すらあるのです。


多くの相談者様は暗号資産も持っていたという事実


億持ちの相談者様の投資歴が20~30年以上超えという事は、ようやくオンライン証券が発芽しつつある時期で、例えば2000年の始めにイー・トレード証券というネット証券が台頭し出した時代からの投資です。


米国のイー・トレード証券系の子証券会社をソフトバンクが吸収してオンライン証券が台頭、その後SBIグループが買収、SBI・イー・トレード証券となりました。


その後E*TRADEの商標ライセンス契約終了を機に、現在のSBI証券株式会社に商号変更してきた時代の全てを体験されている方たちが多いのです。


実はこれらの資産形成をされた方のポートフォリオを見ると、意外なことに暗号資産をそれなり(500万円前後)お持ちの方を多く見かけます。


異口同音にこれはお遊び程度だと話されますが、新たな運用の仕組みに対して好奇心を持ち、保守的ではない事を示しています。


ビットコインBTC上場来データ


イーサリアムETH上場来データ



あるいはソーシャルレンディングを30社以上に分散投資をされていたケースも見受けられました。この領域は、暗号資産よりも投資先リスクが高く、実は滞納や遅延、破たんを経験されながら億持ちとなられた方もいらっしゃいました。


どうやらこの投資に対する好奇心や冒険心が資産運用には大切なようで、市場変動取引で上下をする金融商品は、群集心理的に売買が進むことが多い中で、違ったアプローチもしていることが伺われます。


これは投資格言で言う『人のいく裏に道あり、花の山』あるいは『友なき方へ行くべし』といった人並みにやっていたのでは、人並みの結果しか得られないという独立心を持った投資方針が伺えるのです。


メインの資産成長はやはり米国株式であり、この期間は米国株式バブル期ともいえる黄金安定期ででした。現在の2024年でも減速はしていても、まだまだ崩壊はしていません。


米国株式などは注目されない時の投資からスタートされていたと言えます。


それは今年初めの1月にS&P500のインデックスのETFである定番のVOOに投資したとしても、損益はマイナスにならず、5~10%前後のプラスになっているからです。


こういった投資に関する好奇心や長期運用に対するスタンスは、FIREだけではなく一般の投資家の資産形成にも活用できる部分だといえそうです。


当時はNISAもなかった頃ですし、ネットにも投資情報は溢れていない時代の資産形成は、ご自身で試行錯誤しての投資スタイルが功を奏したともいえるのです。


NISA・iDeco・長期・分散・積立て投資だけでは資産運用に勝てない


現在は、NISAやiDeCo全盛の投資信託ブームです。私もコンサルの中では30年、40年に渡り米国投資をした時のパフォーマンスについてリターンの高さを説明しています。


あるいは年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が市場の株式・債券に投資をシフトして長期的な運用益が100兆円を超えたといった説明を必ず行いますが、億持ちといった資産形成では投資信託やNISA・idecoだけではなかなか成立しないのです。


あくまでアセットの一つであり、より多くのアセットを組む必要がでてきます。投資の王道は確かに『長期・分散・積立て』であるのは間違いなさそうですが、それだけでは正解ではないということも気づくべきだと感じています。


FPがバインダーを持ち指差ししている。


長期投資

市場は必ず上下するものであり、含み損を抱える時期は必ずと言っていいほどくる。時間を味方にして運用したり、配当なども再投資することで価格は安定、複利効果もあり資産は増えていく。


分散投資

資産をひとつのかごに入れてしまえば、落とした時は全て割れてダメになる。値動きの異なる金融商品に投資をすれば、集中投資に比べてリスクを抑えられる。


積立て投資

毎月決まったタイミングで決まった金額の金融商品を買う事で、平均購入価格が安定して資産形成に優位な投資ができる。


こういった考え方は、過去の経験やリスク軽減には有効な考え方です。それも含めて先ほどの億持ち資産の相談者様には、ハイリスク投資から分散投資についてのアセットの組み換えを敢えておすすめしています。


それはこれ以上資産を拡大する必要がないからです。なぜなら手持ちの資産から、どうやって不労所得となるキャッシュを発生させるのかに腐心すべきだと考えているからです。


一方、これから金融資産5,000万円を作ろうとする場合は、まだ資金がありませんから積立て的な投資は避けられませんし、時間軸が必要となる長期投資も必須の条件です。


しかし、場合によっては分散投資がベストでないかもしれないと疑ってみる事も大事です。


少なくともバランス型のいくつもの値動きの異なる資産を組み合わせた投信や債券に投資しても大きな資産には成長しないでしょう。資産形成のスピードはこれらは遅く、長期でも大きな資産形成にはなりにくいからです。


集中投資やまったく別のアプローチ方法も視野に入れるべきだということです。


先程の億持ちとなった相談者の投資に対するマインドは、皆さんもチャレンジはすべきだと思います。決して現在のインデックス全盛ブームが悪い訳ではありませんが、集中投資も必要なタイミングがあるという事です。


いくつもの成長資産を少額づつ買う、値動きや失敗でマーケット経験を積む。トレーダーのような売買を繰り返せとは言いませんが、ただ『S&P500の投信やVOOのETFを買えばいいのですね』という考え方はとても危険だという事です。


どんな資産運用も信じ切ってはいけません。ブラックスワンは、どこかにいるものです。


特に初心者の方は盲信になりがちですが、どこに今後の成長余地があるのかは誰にもわかりません。資産形成5,000万円はNISAやiDeCoだけではおそらく足りないでしょう。


新統合NISAも理論上は毎年360万円×5年間で1,800万円のポジションを作り、その後15年間利回り5%で運用できれば、5,000万円以上の資産形成の可能性はありますが、これは机上での話です。


360万円を毎年積立て+成長投資が出来る人は僅かしかいません。過去の米国投資でしたら、確かに5%の成長と複利運用で可能性はありますが、不確定な要素も高い話です


投資経験を積むことで、資産運用の勘ともいえる生きた部分が学べて、その後の様々なインデックス投資、個別銘柄への投資、新たな金融資産にも興味を持つこともできるでしょう。


そういった運用とアセットの組み合わせの結果と本来の『長期・分散・積立て』効果も手伝い、結果として金融資産5,000万円に到達できるのだと思います。


新統合NISA第14回へ続く


長期・分散・積立ては確かに王道かもしれませんが、大きな資産形成には投資への好奇心も必要です。米国だけやインデックスだけといったステレオタイプのリスクの罠にはまらず、個別株や新たな金融商品にも関心を持ち、自身のスタイルでの資産形成を目指したいものです。



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